そこまでのボリュームが無いので、そのまま各個別ルートの評価と内容に
ついて書いていきます。まず可憐の個別ルートについてです。付き合い
だして一年後。相変わらずのラブラブイチャイチャな 2 人が周りの人達に
リア充ぶりを見せつけながら、過去の出会いを振り返り、未来に向かって
進んでいく話です。これに関しては本編で見せた可憐の可愛さと主人公の
面白さ。凸凹カップルと言う言葉がピッタリくる 2 人のやり取りを面白く
描写していると思います。次に咲の個別ルートですが、交際歴 2 年目の
咲に襲い来るハムジローと母親。そして咲は葵未久に勝てるのか?と言う
話です。こちらは咲の母親の勝利と言うべきですね。この母娘と上司の
大内の親族間のやり取りは、とても面白かったです。特に咲の幼少期の
エピソードは声に出して笑っていました。それ以外にも本編で見せた咲の
魅力を上手に引き出していたので全体的に良い内容にまとめていました。
最後に亜子の個別ルートですが、義理とは言え家族の前で兄妹が朝っぱら
からバカップルの様にイチャついて、父親がキレる展開から始まりますが
この家族だからこそ出来る会話のやり取りは流石と言うべきですね。いや
良い感じに、とち狂ってるとでも言えばいいですかね。そんな面白い家族の
関係のエピソードの最後にアレを持ってくる辺りは、良く出来た構成だと
素直に思います。全ての個別ルートに言える事ですが、本編のレビューで
書いた、はちみつに砂糖をぶっかけたような、ラブラブイチャイチャな
シーンやバカップルぶりの描写。これを、当社比 150 %UPで描写して
いるので、中々凄いです。でも、それだけでなく 2 人の関係性や周りの
人間や家族の思いやり。こう言った物をシナリオに上手に組み込んでいる
辺りも高く評価出来ます。欠点を、あえて書くならサブキャラクターの
使い方ですかね。亜子の個別ルートなんて、ほぼほぼ家族だけしか登場
してませんから。もう少しサブキャラクターを含めたやり取りがあったら
もっと面白くなっていたかなと言う思いはあります。まあ、現状でも十分
面白いですが。